<第1話 あらすじ>
会社をクビになり、家族も家も失った文太(大泉洋)は人生のどん底にいた。そんな時、謎の会社「ノナマーレ」から面接の案内が届く。最終面接で社長・兆(岡田将生)に渡されたカプセルを飲むと合格し、「今日からあなたはエスパーです」と告げられる。さらに文太の任務は“世界を救うこと”。社宅では記憶喪失の女性・四季(宮﨑あおい)と仮初の夫婦生活が始まり、奇妙な日々と謎のミッションに巻き込まれていく——。
何系ドラマなのか!?
どこかの記事で「SFラブロマンス」とか「ジャパニーズ・ヒーロードラマ」と紹介されていたが、そもそもどんなジャンルやねん!作っている本人たちは勝手にカテゴライズされるの一番嫌だろうなぁって思いながら視聴。昔そういっていたドラマ監督とPがいたのは確かです。
前半の面接のシーンで大泉演じる文太が氷河期時代であることやキャラクターをさりげなく伝えてる。うまいな。無理なく大泉洋ショーになってる。なぜ無職なのか?人物設定を見せる回とはいえ、とても滑らかに登場人物を表してる。脚本の流れに違和感がないだけに逆にワクワクしないけど、これでいいのか?と感じながら物語は進む。
演出の村尾嘉昭さんは、アンナチュラル(2018)、最愛(2021)、忍びの家House of Ninjas(2024)に携わった監督。TBSスパークルの塚原あゆ子、新井順子チームの方なんでしょう。
特に際立った映像とか編集があるわけでもなく、滑らかに進む
いろんな仕掛けが満載 オープニングのアルファベット
岡田将生演じる兆の文太へのセリフ「イノベーションを求めている」
イノベーションとは、単なる「技術革新」にとどまらず、新しいビジネスモデル、組織、戦略、市場の創造なども含む、「広義の変革」に捉えられる。が、どんな意味を持つのか気になりました。
文太が渡されるカプセル。どっかで見たことある気が・・シチュエーションは「マトリックス」だけど、ビジュアルは「AKIRA」だ!あくまで個人の感想です。
「たった今からあなたはエスパーです」
「少しだけ。」「世界を救ってもらいます」
ここでオープニングタイトル
いろんなアルファベットが出てた。後で確認しないとわからんです。
BUNTASTARTSWORKINGHEBECOMESANES
PUSERHEGETSAWIFEBUTHEMUSTNOTOLOVE
ブンタは働き始め、超能力者になる
彼は妻を得るが愛してはならない
変な切り方するから読めなかったがこういうことらしい。なるほど、第1話のタイトル「愛してはいけない妻」でした。
夫婦の設定。妻の四季演じる宮崎あおいさん。連ドラは久しぶりとのこと、確かに新鮮に見える。
特徴的な撮り方とか編集はない。洗練されたというか王道で、むしろ大人し過ぎる。でも、とっても観やすいです。疲れないです。
野木さんって人物描写を丁寧かつ馴染ませるのが上手ですよね。紹介のための紹介シーンになってない。でもちゃんと観てれば分かる。脚本家として基本なんだろうけど、地上波ドラマレベルだとちょいちょい見ますよね。
文太はどんな超能力を手に入れたのか?
物語が動き出す。半蔵の登場。そろそろおかしな、唐突なフリが増えてくる。
- 半蔵のTシャツ
- 四季が出かけるときに持った鍵
- 謎のアプリからの謎の指令
一番の謎はアプリからの指令の中身
鈴木さんが外出の時に夜まで傘を持たせる、佐藤さんの目覚まし時計を五分進める、高橋さんのスマホの充電をゼロにする。スマホの充電をゼロにするために文太が悪戦苦闘する時間経過の編集 小気味いい。音楽もあってた
このロールのテンポがとても良かった。
そして、手を当てた人の心の声が聞こえる能力を得た文太。かなりのテンポで描いていて、喜びから闇落ちへ。悩む文太まで最短でいってる。微妙に親近感のある超能力。超って言えるほどか?と個人的に感じつつ。これがどう世界を救うのかお楽しみですね。
第1話で分かったこと まとめ
- 文太の超能力=手が触れると相手の声が聴こえる
- 桜介の超能力=花を咲かすことができる
- 半蔵、円寂もエスパーである
謎が多い、第1回。でもサクッと時間が過ぎた1時間。クオリティが高い。
兆の目的は?
なぜ文太が選ばれた?
妻の四季の秘密とは?
文太の能力はどう世界を救うのか?
まだまだどこへ向かっていくのかさっぱりわかりませんでした。でも文太と四季のラブロマンス感は漂ってました。
第2回以降、期待が膨らみます。

